ポートフォリオとは簡単に言えば「その人のスキルやセンス、力量を示すための作品」のことです。エンジニアの場合は自分がプログラミングしたシステムやアプリ、ゲームなどが該当します。
就職・転職活動の際にはこうしたポートフォリオを提出・提示することで「わたしにはこれだけのことができるスキルや能力を持っています」とアピールすることができるわけです。そうなるとフリーランスとして独立したエンジニアにはポートフォリオは必要ないのかといった疑問も生じますが、結論から言えば作っておいた方がよいでしょう。

なぜなら、案件を獲得する際などにポートフォリオを用意しておけば効果的にアピールすることができるからです。
とくにエンジニアをはじめとしたIT業界では年齢・学歴・実績よりも即戦力として役立つスキルを備えているかどうかが重視されます。フリーランスともなるとなおのこと、「案件を依頼すればきちんとそれに応えてくれるのか」という発注側の不安材料をポートフォリオで解消することができれば、案件獲得のチャンスがぐっと広がることでしょう。
さらにフリーランスの場合、自分のSNSやプログ、サイトなどでポートフォリオを紹介することで不特定多数に自分の力量をアピールする機会を設けることができます。こうした形でポートフォリオを見た人が案件を依頼するためにアプローチしてくる、というケースも十分に考えられるわけです。
これらの理由からもフリーランスにも、というよりフリーランスだからこそポートフォリオを有効に活用する意識が必要になるのは明らかでしょう。